【セラピストルーム】ストレスと自律神経の話

自律神経 ストレスの話
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身体の疲れを感じたり、身体の不調を感じることはありますか?

このセラピストルームでは、今までいろんなボディマッサージテクニックを学んできた中で、私が一番大切にしている自律神経のお話をする会です。お茶でも飲見ながら、お読みください!

自律神経

◆ 自律神経とは

自律神経は交感神経と副交感神経があって、この2つの神経はバランスが大切なのです。

体が上手に切り替えできない状態が長時間、長期間繰り返し、積み重ねてしまうことにより、自律神経が乱れ、血液循環を悪化させ、背中のこりの原因やさまざまなお体の不調につながっていきます。

◆ 自律神経が乱れる原因は?

□ ストレス
□ 睡眠不足
□ 長時間の労働・過労
□ 職場環境や人間関係・経済面などの心理的なストレス
□ 運動不足
□ 生活リズムの乱れ
□ 偏った食事
□ 湯船に浸からずシャワー生活
□ あまり外出をしない
□ 病気や怪我
□ 気にする・気を使う・伝えられないなどの繊細な性格

なども自律神経が乱れやすい原因になりがちです。

◆ 自律神経と骨格

自律神経が乱れる原因の一つは、背骨や骨格のゆがみも関係します。

背骨の周辺には、脊椎に沿って交感神経幹という神経の束が通っています。背骨がゆがむと交感神経幹が圧迫されるため、交感神経が刺激されやすくなり、結果として背中の痛みを引き起こします。

骨格の歪みの一つの原因として、筋肉筋膜由来で・生活スタイルによって歪む場合が多いように感じます。長時間同じ姿勢・無意識にしている体の癖がある・出産や怪我の経験があるなど、体がその姿勢になればなるほど、歪みやすい生活スタイルになっていき、自然と自律神経も乱れやすくなります。

何かしらのケアをせずに、そのままにしてしまうと、それとストレスも溜まりやすい体質になる傾向があります。

◆ ストレスと自律神経の関係

交感神経と副交感神経は、互いにバランスを保ちながら生活しています。
どちらも体にとって必要なものです。
大事なのは、その自律神経のバランスやスイッチングです。

交感神経優位になるタイミングがあれば、そのあとしっかり副交感神経も優位になる時間帯が必要。交感神経が常に働いていると、眠れなかったり、汗をかきやすかったり、イライラしやすかったり。副交感神経がずっと続きすぎると、やる気が起きなかったり、勝負気質がなくなったり。

ストレスを感じやすい方は、この自律神経バランスが乱れやすくなります。
生活リズムや体質もありますが、私は個々の性格に着目してみました。
自律神経バランスが乱れやすい・ストレスが溜まりやすい方は、とても優しい性格の方・気を遣える・気配りができる・自分よりも相手を優先する方などに多いように感じます。

▶他にも性格チェックはこちらから、してみてください

◆ 自律神経と体の関係

交感神経が優位な状態だと、筋肉が収縮し、緊張状態となります。
この状態が続くほど、筋肉内の圧力が上がり、痛みのセンサーが刺激されて痛みが引き起こされます。また、血管が収縮し血流が悪化すると、筋肉などに痛みがでたり、ほぐれるのに時間がかかります。

例えば、肩甲骨周りの筋肉が硬くなることで血流が阻害され、痛みの原因となる物質が除去されにくくなり、背中の痛みまで連鎖したり、重くなったり、凝ったと感じてきます。背中の痛みは、自律神経からのSOSだったりもします。

副交感神経が優位すぎると、ここぞという時に力を入れにくくなります。
どちらかというと交感神経優位の方ほど、体をリラックスさせるような時間を作る方が重要だと私は考えます。

◆ 自律神経が乱れるとどうなる?

自律神経の乱れによる背中の痛みは、左右の肩甲骨の両側・肩甲骨の内側・背骨周辺にあらわれやすいのが特徴の一つです。

□ 肩が重い
□ 首が痛い
□ 頭痛が起きやすい
□ 吐き気がする
□ 首凝り肩こりを感じている
□ 背中がガチガチに凝り固まっている
□ 不眠・眠りが浅い・寝付きにくい
□ イライラしやすい
□ 呼吸が浅い

などを感じることがあったら、もしかすると、背中のこりによる自律神経バランスの乱れがあるのかもしれません。

◆ 自律神経を整えるセルフケア

まずは、生活習慣を見直すことが、お金もかけずにできることです。
そして、自分自身の力で、将来的にも疲れにくい体を整えていくためにも、できる限りの範囲でセルフケアを取り入れる・見直すことは必要なことです。

これからお伝えするのは、ズボラな私が実践して、気持ち良い1日を過ごせた日のことです。

1日の生活を少し見直してみませんか
  • カーテンを開けて、朝日を浴びながら背伸びをしましょう。
  • 深呼吸を5回ほど、ゆーっくり行う朝起きたら、まずはコップ一杯の白湯または常温のお水を飲みましょう(おすすめはレモンを入れること)
  • 朝ご飯は抜かない。しっかり食べること。
  • 家をでる時間はいつもよりも気持ち5分早めにでてみる。
  • 午前中に飲みたくなったら、コーヒーを1杯。お昼までにコーヒー以外の水分(できれば水がベスト)を500mlは最低飲む
  • お昼は食べすぎない。でも、たまに気分の上がるランチにしてみる
  • 午後も飲みたくなったらコーヒーは1杯。カフェラテやジュース類は、毎日飲む習慣から抜け出す勇気を持つ
  • おやつ・間食は午後3時~4時までに済ませる。量に気を付ける。罪悪感ではなく、自分の気持ちがハッピーになるものを選ぶ。
  • 夜ごはんは、ながら食べにしない。楽しんで食べる。1週間の中で、たんぱく質と野菜を多めのバランスを意識する
  • 寝る前2~3時間前までに、食事は済ませる
  • 趣味の時間を大切にする。良く遊ぶ・よく学ぶ
  • 睡眠時間は6~8時間は確保する。または、睡眠の質を重視するために、枕や布団などの寝具や寝る環境にこだわってみる

◆ j u r.(ジュール)の自律神経ケア

あくまでも、当サロンはエステサロン・リラクゼーションサロンです。
病院ではないため、治療はできません。持病がある方はお断りさせて頂く場合がございます。心がリラックスして、体の力を抜けるように、心と体の健康美のためのサロンです。

私たち人間の体は、本来自分で自分をコントロールできる、自然治癒力が備わっています。その環境、その環境で対応できるホメオスタシスが備わっています。
自分の身体のケアは、自分でコントロールできるはずです。まずは、自分の生活を見直してみることも一つです。

そして、自分の体の疲れや凝りをほぐす・リラックスするための手段の一つとして、エステサロンやリラクゼーションサロンを活用してみてください。変化の出方は個人差があるかもしれませんが、マッサージやリラクゼーション・エステなどは、あなたの細胞一つ一つに喜びを与えられる最高の手段だと私は強く思います。